溜め込み癖 新聞編

はじめに

 家族が原因で『家をきれいにしたくてもきれいにできない』という悩みが多い。また、それがきっかけで喧嘩をしたり、ストレスが溜まったりという人も多い。今回から始まるこの「溜め込み癖」はそんな悩みを解消する為のアドバイスのコーナーです。もちろん人それぞれなので、『これで解消するかもしれないし、しないかもしれない。』今回は「新聞を溜め込む」事に焦点をあてています。

話の進めかたとしては、
・なぜ溜め込むか?の心理的要因
・どのようにすれば事態は解決するか

のように構成してあります。

なぜ溜め込むか?例とその分析

これ何だか重要なデータっぽいな置いておこう!
あれ、こんなの置きっ放しにして・・・ちょっとこれ捨てておいてね!
これは、ゴミじゃないよ!重要な資料なんだ!まったく心外な・・・
それから、数日後
そういえば、あれ読んでなかったな。でも重要な資料だから置いておかなくちゃ。そういえば昨日の新聞も読んでないや。最近いそがしいからなー。時間があいた時読めばいいか。
それから、3ヶ月後
ちょっと何これ?こんなに新聞おいて置いてなにするの?ちゃんと捨ててよね!ほんともう、だらしないんだから・・・。
だから・・・これは重要だから置いているんだ!
・・・と始まりは、こんな感じです。

これは新聞を溜め込んだケースです。これを分析していきましょう。

まず最初に動機が発生します。(重要なデータではないかと思い、保管しようと考えました。)

次に他者による否定が発生しました。(単なるゴミだと思い、捨てる事を要望しました。)

 これにより、反感が発生しました。(重要なデータだと認識している物に対して否定された事に対する反感)
反感がさらなる収集への動機付けになるケースが多い事をしっておきましょう。否定されると自己防衛から、自分の行いを正当化しようとする心の働きがあります。最初はそれだけおいておこうという気があった訳でもないのに、置いておく事が徐々に重要になり始めるのです。

それから数日後の場面では、新聞が少しずつたまり始める気配が出てきました。読んでいないものは、まとめて読めば良い。という考えが定着しはじめました。

 3ヶ月後のシーンになるとかなり溜まった状態です。なんかのきっかけで捨てようと思えれば片付くのですが、重要だといった反面プライドが邪魔をして捨てれないという状況に陥っています。捨てたいけど、プライドが・・・と認識しているうちは問題ないのですが、本当に重要だと思い始めていると、説得はますます困難となります。

対処

 新聞を溜め込む流れは、例で少しはご理解いただけたかと思います。もちろん例以外の場合もあるでしょう。ただ最初のきっかけは些細なもので、その事に本人はもちろん家族も気付いていない事も多いのでは無いでしょうか。新聞を溜め込むという事は、知の保存を意味しますので、性格的にはどちらかというと学究心が高い人がこの傾向が強いのではないかと考えられます。

 一般的に溜め込み癖は、なかなか治りにくいといわれますが、新聞の場合ですと比較的容易に対処可能だと考えられます。というのは新聞の場合、特別に思い出があるものではなく単に情報として保管しておくという、動機から保管していると考えられるからです。ですから対処として、保管している新聞の縮刷版(新聞を縮小して本にしたもの)を購入し取り替えるといった方法もありますし、また近くの図書館などで縮刷版がないかどうか調べ、それを利用するようといった方法が考えられます。

 ただスペースの確保やコスト面から考えると、相手に図書館利用を勧めるのがベストかと思います。そこで次章では図書館利用をすすめるコツを考えていきましょう。

いかにして図書館利用をすすめるか?

 まず第一に縮刷版というものが世の中にはあるという事を相手が知る事が必要です。まず手始めに相手が保管している新聞の縮刷版があるかどうかをインターネットで調べてみましょう。検索のキーワードは 「縮刷版 00新聞」で調べます。"00新聞"の00を調べたい新聞名に変えます。

 縮刷版の存在が確認できれば、お近くの図書館も調べておきましょう。図書館によってマチマチですが、ホームページに縮刷版の保管リストが掲載されている所もあります。ホームページに保管リストが無い場合は、電話かメールで問い合わせてみましょう。多くの図書館で、縮刷版はあると思いますが、もしその図書館に無い場合、近くの図書館に無いか?たずねて見ましょう。見つかれば、一度図書館に出向いて、何処に保管されているのか、どのように使用するのか?あなたが一度体験してみましょう。

 まずあなたが図書館で縮刷版を利用する経験をする事により、その便利さを実感しましょう。代替手段があれば、貴重なスペースを割いてまで置いておく必要性はない事は多くの人が理解できる事だと思います。またミステリー・推理小説系の映画などの過去の事件を図書館などでしらべるシーンなどがありますが、あのようなシーンがカッコ良いと感じる人であれば、図書館での事を伝えるだけで、容易に捨てる事に同意していただけるかもしれません。また多くの人はスマートな生活がカッコ良いと思っていますから、それでスマートな生活を送れてかつ便利であれば、意見に同意しやすいと考えれます。

 相手は学究心が高い人だと思われますので、相手の知を追い求める姿勢にたいして敬意を払うという事が大変重要になってきます。新聞を溜め込む=だらしないのではなく、データベースを作っているという風に考えてみてはいかがでしょうか?その上で話をしてみましょう。大抵のばあい「邪魔だから捨てて。」では捨てません。明確な理由が必要です。

今回のポイント

今回の話のポイントの整理とコツを説明します。

相手を理解する。
相手の学究心に敬意を払いましょう。
代替案を提示する。
図書館など縮刷版があります。代替できないか?考えましょう。
リサイクルしよう。
古新聞は古紙回収に出しましょう。捨てるのは駄目でもリサイクルするのであればOKという人も多いです。また新聞・雑誌類は無理ですが、古本は買取してもらえます。多少でもお金が入る事は一つの動機になります。買取サーチで見つかります。
ミステリー・推理小説のイメージ
図書館に行くのが、カッコ良いと感じると話は容易でしょう。
明確な理由が必要です。
邪魔だから捨てて!ではだれも聞きません。なぜ捨てるのか?捨てるとどんな良い事が起きるのか?考えてみましょう。一方的な理由ではなく、相手にもメリットがあるように考えましょう。
相手も捨てたいと考えているかも知れません。
もしかして相手も捨てたいと考えているかもしれません。ただ重要だといった反面、プライドが邪魔して捨てないだけの可能性も高いのです。「捨てて。」というよりも、代替案を提示することで相手のプライドを傷つける事無く話ができるかもしれません。

 今回は「新聞を溜め込む」事に焦点をあてましたが、いかがでしたでしょうか?この方法が必ずしも正しいとは言えませんが、ただ単に悩むのではなくすこし視点を変える事によって、難問もいがいと簡単になるものです。