ワンランク上の玄関掃除術「快適玄関でお客さんに感動を」

ワンランク上の玄関掃除術
 微笑みのうかぶ玄関 こんなに柔らかな香りに包まれるのは久しぶりだ。そんな柔らかな香りをもつ住人はきっと素敵な人物に違いない。そう感じた事が今までに何度かある。

そのたびに、私もこんな柔らかな香りに包まれた生活がしたい。と強く感じた。

生活が想像できる場所

 玄関の匂いや印象で生活が垣間見れる事が多い。泥だらけの運動靴があれば活発な子供のいる家庭、汚れた革靴があれば、きっと主人はうだつの上がらない人ではないかとか・・・名探偵のように色んな想像をしてしまう。

 あなたもそんな想像した事はないだろうか? 恋愛も仕事も第一印象できまるケースは少なくない。ぐっと相手をひきつける魅力。これは別に顔ウンヌンの話ではない。

 立ち居振舞いであったり、言葉づかいであったり、磨かれた靴であったり・・・ それにみんな気付いて化粧をしたり、言葉遣いのマナーを学んだり必死に第一印象を高めようと努力する。

 でも家の第一印象にこだわる人は少ない。

 もちろんある程度の間柄にならないと人を招くことはない。でも招いた時それで第2の印象が決定されるのもまた真実かもしれない。

 ゲストを招く際に掃除をするという文化は単に汚いと恥ずかしいというだけではなく、ゲストとの距離感を大切にする事だと思う。

 例えば会社で掃除をする企業は常に緊張感をもち顧客との接し方に配慮する。親しみも確かに必要ではあるが、それだけではもの足りない。

もしかしてあなたの玄関も・・・

 匂いを嗅いで我が家は大丈夫と思った事があると思う。でも自分の家の匂いは鼻がなれているので気付きにくいもの、臭いがしないと思っても、掃除をして印象の良い香りでゲストと自分を迎えましょう。

 きっと生活にも潤いがでてきますよ。

 ところで悪臭の原因はなんですか?答えは よ ご れ。悪臭の原因は汚れなんです。キッチリお掃除のできていると匂いがしない。=匂いがするって事は汚れているって事なんです。

 一般的に玄関の汚れは泥の汚れと言われています。確かにその通り、でもマンション住まいですと、水周りなどの関係で玄関と台所が隣接する事もしばしば。ですから場合によっては汚れに油汚れも含まれます。

玄関の掃除

 玄関のお掃除の方法なんですが、まず準備として玄関に置いてある靴を下駄箱にしまうなりして隠しましょう。掃除をする際に大切な靴を汚れから守る為です。

 最初は、はたきで天井や壁面の積もったホコリなどを落としていきます。隅々まで、はたきをかけた後に今度は掃除機を掛けていきます.これで第一段階は終了!ホコリっぽさが無くなり、ぱっと明るい玄関に変わります。

 次は固く絞った雑巾で壁面とドアを拭いていきましょう。「漆喰や和壁、土壁の場合はふきません」中々取れない汚れの場合は中性洗剤などを雑巾に染み込ませてふいていきます。

 シミにならないように注意してください。 下駄箱やその上の置物なども拭いていきます。最後に床を拭いて完成です。

 これで汚れによる臭いは激減し、暗かった玄関も晴れた日のように明るくなります。仕上げに好みの色のポプリなどを飾ってほのかないい香りをさせるのもいいですね。

 素敵な香りのする玄関であなたの印象は急上昇かもしれません。玄関のインテリアはできればシンプルなほうがいい。そして少し華があるほうがいい。

下駄箱の掃除とメンテナンス

 ごく個人的なタイムカプセル。いつも目にする存在ではあるのにその事に気付く事はあまりない。ひさしぶりに訪れた実家でそう感じた。

 数10年以上前の誕生日にもらった黄色に青のラインの入った軽いスニーカー。少しほころび、うっすらホコリのつもった茶色のグローブ。

 このごく個人的なタイムカプセルは束の間、子供時代へタイムスリップさせた。かかとの磨り減った革靴を見て父親への感謝と畏敬の念を感じた。 

 人は物を溜め込む性質があるようだ。ある人はそれがワインのボトルであったりとか、洋服であったりとか、本であったりとか、しかしそれはコレクションの話であって、この場合何の気なしに溜め込まれている。すでに物置化しているのだ。

 多くの家庭でも同じ事が言えるのかもしれない。世の中で収納本や収納をテーマにした番組がもてはやされるのも同じ理由から来ているような気がする。

 何の気なしに溜め込んだ物を収納する為に、テレビをみてメモを取り、試してみる。しかしそれほど改善はしないという声も多い。

 「立体的に収納すると 確かに収納力は向上する。でも向上したからといってまた物を増やすのであれば、何時までたってもスッキリしない。なぜならそもそも 物が多すぎるのだから」

便利なアイデアの落とし穴

 ところでよく下駄箱のなかの収納力を倍にするための方法が紹介されていますが、非常に便利で現在の住宅事情などをよく反 映したアイデアだとおもいます。

 ただこれは収納力が倍になるメリットがある反面デメリットもあります。例えばなにも考えずに収納力を向上させると・・・ ・空気の流通が少なくなります、過密状態は湿気が多くなりかびやすくなるなど靴にとって大敵です。

 靴のしたに新聞誌などを入れるアイデア もあります。確かに湿気を吸い込んだり、下駄箱が汚れにくくなるなどのメリットがあるのですが、害虫の隠れ家になりやすいなどデメリットもあります 。

 下駄箱がゴキブリの通り道という話もあります。ですからただ単に収納力を倍にするアイ デアや便利なアイデアを使うだけではなく、そのようなデメリットがあることを考えたうえ、収納する事を心がけてはいかがですか?

 下駄箱に入れる前に靴を十分乾燥させる。またブラシを掛ける事はそれほど手間のかかる事ではありません。それだけやっておけばあとは除湿剤を使うだけで十分だとおもいます。

ちょっと一工夫

 また 靴のメンテナンスとは違いますが、引き戸の下駄箱にはロウを塗っておきます。 下駄箱を利用するのは出勤前などあわただしい時間帯です。
 
 そんな時、下駄箱が開きづらい状態ではいきなりストレスがかかります。そんな事の無いようにロウを塗って滑りを良くしておきます。 

 収納にしたってそうです。たとえば一見むだに見える下駄箱のユトリは内部の物をかびにくくさせたりする効果があります。

下駄箱に色んな物を収納する方もおられますが、下駄箱は物置ではありません。靴を保管する所です。その心使い一つで大切な靴が非常に良い状態でキープできます。

定期的なメンテナンス

 3ヶ月に一度程度で良いですから、晴れた日を狙い靴をベランダなどで2時間程度、陰干ししましょう。シーズン的には土用にすると良いと思います。
 参考:土用にしてはいけない事、したほうが良いことまとめ

 特に下駄箱に入れっぱ なしの靴はカビやすいので、殺菌の為にも定期的に陰干しします。

 その陰干しをしている時を狙い下駄箱の中にも掃除機をかけます。隅にホコリが溜まるのでそういった部分はハケなどを使いホコリをかき出します。

 その後、アルコールをしめした布などで消毒・殺菌するとカビ防止とこもったにおいも解消します。また除湿剤の状況を確かめ必要に応じ交換しましょう。

まとめ

  • 靴の健康の為 ・脱いだ靴をいきなり下駄箱に入れてはいけません。
  • 靴ブラシで全体の泥汚れホコリなどを落とし、1日から2日程度乾燥させてから下駄箱にしまいます。
  • 下駄箱には除湿剤をいれ定期的に交換します。
  • 定期的にメンテナンスを行いましょう。

これだけの注意でカビと臭いが緩和されます。