畳にカビを生やさないための湿気&掃除対策

畳は日本の住宅文化を象徴する存在ですが、その一方で湿気に弱く、カビが発生しやすいという特徴があります。特に梅雨時期や夏場は湿度が高まり、気づいたときには緑色や白いカビが広がってしまうケースも少なくありません。畳のカビは見た目だけでなく、アレルギーなどの健康面にも影響するため、日頃から適切な湿気管理と掃除方法を心がけることが重要です。本記事では、畳をカビから守るための実践的な対策を分かりやすくまとめて解説します。

1. なぜ畳にカビが生えるのか

畳にカビが発生しやすい理由は、畳表に使用されるい草が湿気を吸いやすい素材であるためです。また、畳内部に溜まるわずかな水分でもカビの繁殖には十分で、室内の温度と湿度が高いと一気に増殖してしまいます。

  • 湿度が60%以上、気温25℃以上になると繁殖が加速
  • 掃除不足でホコリが残っていると、カビの栄養源になる
  • 家具を密着させて置くと通気が悪くなる

特に梅雨~夏は最もリスクが高まるため、日常的な湿気管理が欠かせません。

2. 畳の湿気対策:日常でできる予防法

畳のカビ予防には「湿度を下げる」「空気を動かす」の2つが基本対策です。特別な機器がなくても、日常生活の工夫だけで大きな差が生まれます。

2-1. 部屋の換気を習慣化する

窓を開けて風を通すだけでも畳は乾燥しやすくなります。可能であれば午前中の涼しい時間帯に10〜15分の換気を行うと効果的です。

2-2. エアコンや除湿機の活用

  • 湿度60%以下をキープするのが理想
  • 梅雨や湿気の溜まりやすい日は除湿運転を使用
  • サーキュレーターを併用すると空気が循環しやすい

2-3. 畳の上に物を置きすぎない

家具や布団を敷きっぱなしにすると通気性が悪くなり、湿気がこもります。特に布団の敷きっぱなしはカビの大きな原因となるため、必ず毎日上げる習慣を付けましょう。

3. 畳の掃除方法:カビを寄せ付けない日常ケア

カビ予防には湿気管理だけでなく、日頃の掃除も重要です。正しい掃除方法を行うことで、畳の寿命を延ばし、カビの発生率も大幅に低減できます。

3-1. 掃除機は「目に沿って」かける

畳の目に逆らって掃除機を動かすと、表面を傷つける原因になります。必ず畳の目に沿ってゆっくり吸い取りましょう。

3-2. 乾拭きが基本

畳は水に弱いので、濡れた雑巾での拭き掃除は避けましょう。どうしても汚れが気になる場合は、固く絞った雑巾で軽く拭き、すぐに乾拭きします。

3-3. 重曹やアルコールは使わない

重曹はアルカリ性のため畳の変色を招くことがあります。また、高濃度のアルコールは畳表が傷む原因になるため避けましょう。

4. 梅雨・夏に特に気を付けたい対策

湿度が急上昇する季節は、日常の小さな油断から一気にカビが広がることがあります。

  • 布団を長時間敷きっぱなしにしない
  • 畳の上で加湿器を使わない
  • 雨で濡れた洗濯物を部屋に干さない
  • 家具の裏側も空気が通るように数センチ隙間をあける

5. まとめ

畳にカビを生やさないためには、日常的な湿気管理と正しい掃除が不可欠です。換気や除湿を心がけ、畳の上に物を置きすぎないことで通気性を確保できます。また、乾拭きを中心とした丁寧な掃除を続けることでカビの発生を大幅に防げます。特に梅雨や夏は湿度が上がりやすいため、除湿機やエアコンを活用しつつ意識的に対策を行いましょう。畳を長く美しく保つために、今日からできる習慣をぜひ取り入れてみてください。

著者
元・片付けられない男/掃除習慣研究家
おたろう

かつては“汚部屋住人”として生活に悩まされていたが、一念発起して断捨離と掃除の習慣化に挑戦。数年間で50冊以上の関連書籍と心理学論文を読み漁り、自ら実践・改善を繰り返すうちに、ミニマリスト的生活を確立。「ズボラでも続く習慣」をテーマに、リアルな視点で情報発信中。

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