キッチンの中でも、特に掃除が大変な場所といえばレンジフードです。料理の油煙が積み重なることで、フィルターや内部にはベタついた頑固な油汚れがこびりつき、放置すると悪臭や吸引力の低下にもつながります。しかし、正しい手順と洗剤を使えば、力を入れすぎることなく効率的に汚れを落とすことができます。本記事では、重曹やセスキを使ったラクな掃除方法、フィルターのつけ置き、外せるパーツの扱い方など、家庭で無理なくできる実践的なレンジフード掃除術を詳しく紹介します。
2. レンジフードの油汚れがこびりつく理由
油汚れは放置すればするほど固まり、ベタつきから粘着状、さらには黒いカチカチの塊へと変化します。特にレンジフードは高温の油煙を吸い込むため、油が熱で酸化し、こびりつきやすいのが特徴です。毎日の料理で蓄積されるため、月単位で掃除を怠ると一気に汚れが手強くなります。定期的なメンテナンスに加え、汚れが落ちやすくなる“温めてから落とす”というコツを知っておくと掃除が大幅に楽になります。
3. 掃除前の準備と安全対策
まず、レンジフードの電源を切り、手をケガしないようゴム手袋を着用します。内部の構造に自信がない場合は、無理に奥まで分解しないことが大切です。取り外せるのはフィルター、整流板、油受けなど比較的簡単なパーツだけにとどめましょう。また、床に新聞紙やタオルを敷いておくと、油汚れが落ちてもキッチンを汚さずに済みます。
4. 重曹・セスキでラクに落とす掃除法
レンジフードの油汚れを落とす際、最も手軽で効果が高いのが重曹とセスキ炭酸ソーダです。特にセスキは油を分解する力が強いため、ベタつきがひどい場合に向いています。まず、ぬるま湯で溶かしたセスキ水を油汚れにスプレーし、数分放置することで固まった油が浮き上がります。その後、スポンジや布で軽くこすれば、力を入れなくても汚れがスルッと落ちます。頑固な部分には重曹ペーストを塗り、しばらく置いてからこするとより効果的です。
5. フィルターは“つけ置き”が最も効率的
フィルターにこびりついたギトギト油は、こすり洗いだけでは落ちにくいため、つけ置きが基本です。大きめの桶やシンクに60℃前後の熱めのお湯をはり、そこに重曹またはセスキを溶かします。フィルターを完全に沈めて20〜30分ほど放置すると、油がふやけて浮き上がり、軽くこするだけでほとんどの汚れが取れます。最後にしっかりすすぎ、乾燥させてから取り付けましょう。
6. 外装部分は拭き掃除で十分
レンジフードの外側は、内側ほど汚れがこびりついていないため、セスキ水を含ませた布で拭くだけで十分きれいになります。特にスイッチ周りは油が飛びやすいため、念入りに汚れを拭き取りましょう。拭き掃除の後は乾いた布で水分を残さず取り除くことで、ベタつきを防ぎ清潔な状態を維持できます。
7. まとめ
レンジフードの頑固な油汚れも、正しい道具と手順を使えば驚くほど簡単に落とせます。セスキや重曹を活用すれば、力任せにこする必要はありません。特にフィルターはつけ置きが効果的で、短時間で汚れがふやけて落としやすくなります。定期的に掃除することでレンジフードの吸引力が保たれ、キッチン全体の清潔度が大きく向上します。ぜひ本記事で紹介した方法を取り入れ、快適で衛生的な調理環境を整えてください。

