階段の掃除&滑り止め対策で安全性をアップ!

毎日使う階段は、家の中でも特に汚れやホコリが溜まりやすい場所です。また、滑りやすい素材の階段では、転倒などの事故につながるリスクもあります。特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では、安全対策が欠かせません。この記事では、階段を清潔に保ちつつ、滑り止め対策で安全性を高めるための実践的な方法を紹介します。

1. 階段が汚れやすい理由

階段は構造上、ホコリが下から上に舞い上がり、段の角や隅に溜まりやすい傾向があります。また、靴下やスリッパについた小さなゴミ、髪の毛、ペットの毛などが段差の陰に入り込み、気づかないうちに汚れが蓄積していきます。さらに、木製階段では足裏の皮脂やワックスの酸化によって黒ずみが生じることもあります。

2. 効率的な階段掃除の基本手順

階段掃除は、上から下へ順番に行うのが鉄則です。以下のステップで進めましょう。

  1. ホコリを落とす:ハンディモップやハンディ掃除機を使い、段の隅や手すり、巾木部分のホコリを取り除きます。
  2. 乾拭き:マイクロファイバークロスで段全体を軽く拭き、細かなホコリを回収します。
  3. 水拭き:中性洗剤をぬるま湯で薄めた液を布に含ませ、固く絞ってから段を一段ずつ拭きます。特に角部分は念入りに。
  4. 乾燥:仕上げに乾いた布でしっかりと水分を拭き取り、湿気を残さないようにします。

階段下の壁や手すりも一緒に拭くと、ホコリの再付着を防げます。掃除機を使う場合は、ヘッドを小型ノズルに変え、段の角を丁寧に吸い取ると効果的です。

3. 素材別の掃除ポイント

  • 木製階段:水分に弱いため、濡らしすぎに注意。重曹水を軽く使って黒ずみを落とし、最後に乾拭きで仕上げましょう。
  • カーペット階段:掃除機をかけた後、重曹をふりかけて30分ほど置き、再度吸い取ると臭いや湿気を防げます。
  • タイル階段:中性洗剤を使って汚れを拭き取った後、乾拭きして滑りを防ぎます。

4. 滑り止め対策で安全性を向上

階段の滑り事故は、家庭内でも特に多いトラブルの一つです。滑り止め対策をすることで、安全性を格段に高めることができます。

  • 滑り止めマット:簡単に設置でき、見た目もナチュラルなタイプが多く販売されています。段の中央に貼るだけで効果的です。
  • 滑り止めテープ:透明タイプや木目調タイプなど、デザイン性の高いものを選べば美観を損ねません。特に角部分への施工が有効です。
  • ワックスによる防滑加工:「滑り止めワックス」や「ノンスリップタイプ」を選ぶと、ツヤを保ちながら安全性も確保できます。

また、照明の暗い階段では、LEDライトを段差に取り付けるのも効果的です。足元が明るくなることで、つまずき防止にもなります。

5. 定期的なメンテナンスが安全を守る

滑り止めテープやマットは、時間の経過とともに粘着力が落ちたり、汚れで効果が薄れることがあります。月に一度は点検を行い、汚れが目立つ場合は交換や洗浄をしましょう。

また、木製階段は乾燥によるひび割れや軋みも安全性を低下させる原因となるため、半年〜1年ごとにワックスがけを行うと長持ちします。

6. まとめ

階段の掃除と滑り止め対策は、見た目の清潔さだけでなく、家庭の安全性を守る重要な要素です。日常的にホコリを取り除き、滑り止めを適切に設置することで、転倒リスクを大幅に軽減できます。安全で快適な階段環境を整え、家族全員が安心して上り下りできる空間を目指しましょう。

著者
元・片付けられない男/掃除習慣研究家
おたろう

かつては“汚部屋住人”として生活に悩まされていたが、一念発起して断捨離と掃除の習慣化に挑戦。数年間で50冊以上の関連書籍と心理学論文を読み漁り、自ら実践・改善を繰り返すうちに、ミニマリスト的生活を確立。「ズボラでも続く習慣」をテーマに、リアルな視点で情報発信中。

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