夏の湿気&カビ対策!梅雨時期にやるべき掃除とは

梅雨が始まると、部屋のジメジメ感やカビの発生に悩まされる人が多くなります。湿気が多い時期は、放っておくだけでカビが繁殖し、健康や生活環境に悪影響を及ぼすことも。そこで今回は、夏の湿気とカビを防ぐために、梅雨時期にやるべき掃除と対策法を徹底解説します。

1. カビが発生しやすい場所を知る

カビは「湿度」「温度」「栄養源(汚れ)」の3つが揃うと一気に繁殖します。特に梅雨の時期は湿度が高く、室内のあちこちにカビの温床が生まれやすくなります。次の場所を重点的にチェックしましょう。

  • 浴室・脱衣所(湿気がこもりやすくカビの温床)
  • 窓際・サッシ(結露やホコリが原因)
  • 押し入れ・クローゼット(通気性が悪く湿気が溜まりやすい)
  • キッチン・シンク下(水回りの湿気と油汚れが混ざる)
  • エアコン内部(結露とホコリがカビの餌に)

2. 浴室の徹底掃除:カビの温床を断つ

浴室はカビが最も発生しやすい場所。梅雨前にしっかりリセットしておきましょう。まず、壁や床の黒ずみ部分に塩素系漂白剤をスプレーし、10分ほど放置してから洗い流します。天井や換気扇周りも忘れずに掃除し、湿気を逃がす通気を確保します。

さらに、掃除後は浴室全体を冷水で流して温度を下げ、カビの発生を抑えるのがポイントです。毎日の入浴後に「壁の水滴を拭く」習慣をつけるだけでも、カビ防止効果は絶大です。

3. トイレや洗面所の除湿と換気

狭い空間で湿気がこもりやすいトイレや洗面所も要注意です。使用後は必ず換気扇を回し、できれば30分以上稼働させましょう。床や便器周りに水滴が残っていると、カビだけでなく雑菌の繁殖も進みます。アルコールスプレーやクエン酸を使い、こまめに拭き取るのが効果的です。

4. キッチンは「水気+油汚れ」のダブル対策

シンク下やコンロ周りは、湿気と油分が混ざり合うことでカビが繁殖しやすい場所。特にシンク下収納は通気が悪く、カビの温床になりやすいため、定期的に中身を出して乾燥させましょう。掃除の際は、重曹スプレーで油汚れを落とし、仕上げにエタノールで除菌すると安心です。

5. 押し入れ・クローゼットの湿気を防ぐ

クローゼットや押し入れは、湿気がたまりやすく、布団や衣類にカビが移ることもあります。収納する前に中をしっかり拭き、除湿剤を設置しましょう。湿気が多い日は、扉を少し開けて風を通すのも効果的です。特に布団収納には「すのこ」や「除湿マット」を使うことで通気性が上がります。

6. エアコンの内部掃除

夏に向けてエアコンを使い始める前に、フィルターと吹き出し口の掃除をしておきましょう。内部にカビが発生していると、運転時にカビの胞子を部屋中に撒き散らしてしまいます。フィルターは週1回を目安に水洗いし、完全に乾燥させてから取り付けるようにしましょう。

7. 室内の湿気対策アイデア

掃除と同時に、日常的な湿気対策を行うことも大切です。以下の方法を組み合わせると効果的です。

  • 除湿機やエアコンの除湿モードを活用する。
  • 新聞紙を靴箱やシンク下に敷いて湿気を吸収させる。
  • 室内干しの際はサーキュレーターや扇風機を併用する。
  • 湿度計を置いて、湿度60%以下を目安に保つ。

まとめ:掃除と換気で“梅雨の敵”を防ぐ

梅雨の湿気とカビ対策は、少しの工夫で大きな差が出ます。掃除の基本は「乾燥・通気・清潔」。湿気をため込まず、こまめに掃除することで、カビ知らずの快適な空間を保てます。今のうちに対策しておけば、ジメジメした季節も爽やかに過ごせるでしょう。

著者
元・片付けられない男/掃除習慣研究家
おたろう

かつては“汚部屋住人”として生活に悩まされていたが、一念発起して断捨離と掃除の習慣化に挑戦。数年間で50冊以上の関連書籍と心理学論文を読み漁り、自ら実践・改善を繰り返すうちに、ミニマリスト的生活を確立。「ズボラでも続く習慣」をテーマに、リアルな視点で情報発信中。

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