秋の掃除ポイント!気温が下がる前にやるべきこと

秋は気温も湿度も下がり、掃除をするのに最も適した季節です。夏の間に溜まった汚れを落とし、冬を迎える準備を整える絶好のタイミングでもあります。寒くなってからでは手がつけにくい場所も、秋のうちに片付けておくことで快適な冬を過ごせます。ここでは、気温が下がる前にやっておきたい秋の掃除ポイントを詳しく紹介します。

1. エアコンの内部掃除で冬支度

夏にフル稼働したエアコンは、ホコリやカビが溜まりやすくなっています。そのままにしておくと、冬に暖房をつけた際に嫌なニオイやホコリが舞う原因に。秋のうちにフィルターと吹き出し口を掃除しておきましょう。フィルターは水洗いし、しっかり乾燥させてから戻すことが大切です。

また、内部の汚れがひどい場合は、専門業者のクリーニングを依頼するのもおすすめです。暖房を快適に使うための準備と考えましょう。

2. 換気扇とレンジフードの油汚れをリセット

夏の調理で飛び散った油汚れは、秋になると冷えて固まりやすくなります。完全に固まる前に、ぬるま湯と重曹を使って掃除しておくと楽に落とせます。レンジフードのフィルターは40〜50℃のお湯に重曹を溶かし、1時間ほどつけ置き洗いすると、油汚れがスルッと取れます。

このタイミングでキッチン全体を見直しておくと、年末の大掃除がグッと楽になります。

3. 窓と網戸の掃除で明るい日差しを取り戻す

秋の澄んだ光を部屋に取り込むためにも、窓と網戸の掃除は欠かせません。網戸は外してシャワーで軽く流し、柔らかいブラシで汚れを落とします。窓ガラスは、曇りの日に行うと跡が残りにくいです。新聞紙を使って拭き上げると、ツヤのある仕上がりになります。

また、サッシの溝には夏の間にたまった砂ぼこりが多く入り込んでいるため、掃除機の細ノズルや綿棒で丁寧に取り除きましょう。

4. ベランダと外回りの掃除

落ち葉が増える秋は、ベランダや玄関まわりの掃除も重要です。放置すると排水口が詰まり、雨の日に水がたまる原因になります。ほうきで落ち葉を集め、デッキブラシで水洗いしておくとすっきりします。玄関マットや外壁もこの時期に洗って乾かしておくと、冬場に汚れが固まらず清潔を保てます。

5. カーテン・布団の丸洗いでホコリを一掃

夏にたまったホコリや花粉をリセットするには、カーテンや布団の洗濯が効果的です。天気の良い日に丸洗いして、しっかり乾かしましょう。秋は空気が乾燥しすぎず、洗濯物もよく乾くベストシーズンです。

布団は天日干しのあと、掃除機で表面を軽く吸い取るとダニの死骸を取り除けます。

6. クローゼットの入れ替えと防虫対策

秋は衣替えの季節でもあります。夏物をしまう前にしっかり洗濯し、湿気を完全に取ってから収納しましょう。クローゼットの中を乾拭きし、防虫剤を新しいものに交換しておくと安心です。収納ケースの底には新聞紙を敷いて湿気を吸収させるのも効果的です。

7. 床とカーペットのリフレッシュ

冷たい床になる前に、フローリングをワックスがけしておくと、ツヤを保ちながら汚れを防げます。カーペットは掃除機でホコリを吸い取った後、重曹を軽く振りかけて1時間ほど置き、再び掃除機で吸い取ると消臭効果も得られます。

まとめ:秋の掃除で“冬支度”をスムーズに

秋の掃除は、年末の大掃除を軽くするだけでなく、冬を快適に過ごすための準備でもあります。気温が下がる前に、湿気・ホコリ・油汚れをしっかり取り除き、暖房や換気を快適に使える環境を整えておきましょう。今のうちに動いておくことで、寒い季節をより心地よく迎えられます。

著者
元・片付けられない男/掃除習慣研究家
おたろう

かつては“汚部屋住人”として生活に悩まされていたが、一念発起して断捨離と掃除の習慣化に挑戦。数年間で50冊以上の関連書籍と心理学論文を読み漁り、自ら実践・改善を繰り返すうちに、ミニマリスト的生活を確立。「ズボラでも続く習慣」をテーマに、リアルな視点で情報発信中。

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