年末年始の大掃除!計画的に進めるスケジュールとコツ

1年の汚れを落として新年を迎える「年末の大掃除」。しかし、いざ始めようと思っても「どこから手をつければいいのかわからない」「時間が足りない」と感じる人も多いでしょう。そんなときは、無理のないスケジュールを立てて計画的に進めるのがコツです。この記事では、年末年始の大掃除を効率よく進めるためのスケジュールと実践のポイントを紹介します。

1. 大掃除は「12月初旬」からスタートするのが理想

年末ぎりぎりにまとめて掃除をすると、寒さや忙しさで思うように進みません。理想的なのは、12月の初旬から少しずつ進めていくことです。1日30分〜1時間程度を目安に、エリアごとに分けて取り組みましょう。

  • 12月上旬:押し入れ・クローゼット・収納の整理
  • 12月中旬:キッチン・換気扇・浴室などの水回り
  • 12月下旬:窓・玄関・床・家電など全体の仕上げ
  • 年明け前:神棚や仏壇の清掃・正月飾りの設置

このように分けておくことで、「今日はここだけ」と集中して取り組め、疲れにくくなります。

2. 優先順位をつけて“汚れが落ちにくい場所”から

油汚れや水垢など、時間が経つほど落ちにくくなる汚れは、早めに取り掛かるのがポイントです。特に以下の場所は最優先で掃除しましょう。

  • 換気扇・レンジフード:重曹やセスキ炭酸ソーダで油汚れを分解。
  • 浴室:カビ取り剤やクエン酸スプレーで根こそぎ除去。
  • 冷蔵庫:中身を減らして庫内を拭き上げ、年末の買い出しに備える。

早めに取り掛かることで、汚れがゆるみ、後半の掃除が格段にラクになります。

3. 「一部屋ずつ」「上から下へ」が鉄則

大掃除を効率化するコツは、一度に全部やらないこと。一部屋ずつ完結させることで達成感が得られ、モチベーションも維持しやすくなります。また、掃除は「上から下へ」の順に進めるのが基本。照明や棚の上を拭いてから床を掃除すれば、ホコリの落下を防げます。

4. 家族で分担してチーム掃除に

大掃除は一人でやるよりも、家族で協力することで効率がアップします。役割を明確に分けるのがポイントです。

  • 子ども:おもちゃ・本棚の整理
  • 大人:キッチン・風呂・窓まわりなどの高所作業
  • 高齢者:玄関・仏壇など座ってできる箇所

チェックリストを作り、終わった箇所に印をつけると達成感も得られます。年末の家族イベントとして楽しむのもおすすめです。

5. 掃除道具を事前に揃えておく

効率よく進めるためには、必要な掃除用品をあらかじめ準備しておきましょう。以下のリストを参考にしてください。

  • 重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダ
  • マイクロファイバークロス・スポンジ
  • ブラシ・スキマ掃除用具
  • 使い捨て手袋・マスク
  • ゴミ袋(分別用を含む)

道具が足りずに中断すると、やる気が途切れやすいので注意です。

6. 「掃除+断捨離」で新年を迎える準備

掃除のついでに断捨離を行えば、収納もスッキリ。不要なモノを年内に処分することで、年明けから気持ちよくスタートできます。「1年以上使っていないもの」「今後使う予定がないもの」は思い切って手放しましょう。

7. 年明け前の仕上げ掃除

大掃除の最終段階では、床・玄関・窓ガラスの仕上げを中心に行います。特に玄関は「運気の入り口」とも言われるため、しっかり清掃して清らかな気持ちで新年を迎えましょう。最後に芳香剤や消臭スプレーで空気を整えるのもおすすめです。

まとめ:計画的な大掃除で新しい年を気持ちよく迎えよう

年末年始の大掃除は、「早めの計画」と「少しずつ進める工夫」が成功の鍵です。完璧を目指さず、できる範囲で進めることが大切です。家の汚れをリセットし、すっきり整った空間で新しい年を迎えましょう。清潔な環境は、心のリフレッシュにもつながります。

著者
元・片付けられない男/掃除習慣研究家
おたろう

かつては“汚部屋住人”として生活に悩まされていたが、一念発起して断捨離と掃除の習慣化に挑戦。数年間で50冊以上の関連書籍と心理学論文を読み漁り、自ら実践・改善を繰り返すうちに、ミニマリスト的生活を確立。「ズボラでも続く習慣」をテーマに、リアルな視点で情報発信中。

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掃除・消臭
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