都会で…田舎で…必要なもの、不要なもの比較 ミニマリストとシンプルライフ考

nougyou
2014年コンビニまで1分だった都会から、近くのコンビニまで車で30分ほどかかる山間部に引越ししました。家で鹿の鳴き声が聞こえる、春にはホトトギスの声が聞こえる、窓からホタルが見えるという自然豊かな場所です。

そんなところに住んで初めて分かった、リアルで都会と田舎の生活の違いから必要なもの、不要なもの比較について、田舎でミニマリスト・シンプルライフを送る事ができるかの可能性について考えていきたいと思います。

必要なもの、不要なもの比較

多くの化粧道具
都会では必須アイテムですが、年代にもよりますが、田舎では不要な事が多いです。田舎では20代くらいの方をのぞいてはあまり化粧をしていらっしゃいません。化粧をしていても薄化粧が多く、都会なみに濃いと、水商売の人に見られます。

自転車
都会では便利アイテムですが、田舎では車か歩きが多いです。私がすんでいる地域は山間部なので、買い物に行くのも自転車だと坂道がきつくほとんど使用していません。

平地で近くにスーパーなどがあるところでしたら必要かもしれません。田舎暮らし未経験者で俺は田舎でも自転車で生活するって人もいますが、本格的に田舎だと無理ではないですが、相当脚力は必要です。

私も当初、自転車でいけるかなと思っていましたが、そうそうにあきらめました。

自動車
都会では不要ですが、田舎では必須です。理由は自転車と同じ理由です。またバスにのれば良いという意見もありますが、バスの料金が高いところも多い上に、本数も少ないのでなかなか難しいです。

※ペーパードライバーだから怖くて乗れないと言う人
私も10年以上ペーパードライバーで怖くて乗れないと思っていましたが、田舎は交通量も都会とは比べ物にならないほど少なく、それほど怖くはありませんでした。ネットで運転のコツなどを紹介したサイトなどがありますので、そういったもので勉強すれば大丈夫です。

カーテン
田舎の家は広いです。都会に住んでいた頃よりも多くカーテンが必要になるでしょう。

多くのオシャレグッズ
都会では必須でしたが、田舎ではそれほど必要ではありません。シンプルな服で十分です。オシャレすぎると浮きます。

空気清浄機
田舎は空気がきれいなので不要です。

癒し系のグッズ
田舎だと癒しが必要なく感じます。普通に外を散歩しているだけで十分にストレス解消されます。

都会ではネコ動画とか良くみていましたが、頻度がぐんと下がりました。

電子マネー
田舎では使えるところがほとんどありません。都会でメインで使っていたコンビニが遠すぎます(笑。ちなみにコンビニが近くにないので、ようもなしに出かけることもなく、そういう無駄遣いは減ります。

大手都市銀行の銀行口座
田舎にはほぼありません。田舎で強いのは地方銀行、JA、ゆうちょ銀行です。ゆうちょ銀行があれば困りません。

スコップとか雪かきの道具
都会ではほぼ必要ないですが、地域によっては必要不可欠になります。

農業や園芸用品、草刈グッズ
田舎で農業や畑などをしたければ、必要になります。たぶん欲しくなると思っておいたほうがいいででしょう。田舎では一戸建てというケースが多いですが、庭があれば必ず草刈グッズが必要になります。

ほんとうに嫌になるぐらい草は生えます。1ヶ月前に刈ったはずの草が今すでにボウボウです。自然の力の偉大さにビビリます。なので草刈グッズは必要だと思っておいたほうがいいでしょう。

最小限で済ませたければ、軍手一つで手で抜いていきましょう。ただたっぷりの時間が必要なのと、何度かの絶望を感じるという事をお忘れなく。


都会ではよく本を読みましたが、田舎に住みだしてから、読む頻度が少なくなりました。前が100としたら1くらいです。

田舎でミニマリスト・シンプルライフは送れるか?

田舎とミニマリストって、なんか似合わない感じがしていましたが、住んでみて分かったのは田舎に住んだからといって、ミニマリストとして生きる事が不可能な訳ではないという事。

例えば依存型ミニマリストなら民宿などに住めばOKですし、寮完備の所に住み込みとかすれば余裕かもしれません。

※依存型ミニマリスト・自給型の定義はこちらをご覧ください。
ミニマリストをもっと真剣に考えたい人へ 議論と提案

ただ昼ごはんなどは都会に比べて困るかもしれません。まったくゼロではないでしょうが、都会のように今日どこでランチする?のような選択肢がなくて、店が1件のみしかないような感じです。

とはいえ、我が家から車で1時間も走らせれば、王将もマクドナルドもすき家などもあります。住む地域と働く地域が別で、働く地域が人口の多い地域であれば、外食もいろいろ選べると思います。

もちろん自給型のミニマリストであっても、ミニマリストライフ・シンプルライフも送ることができます。都会に住んでいた時に比べて荷物の重さは増えるでしょうが、アイテム数なら減るかもしれません。

例えば
都会だと電子マネー3枚 銀行口座3枚 ⇒ゆうちょ銀行1枚
自転車1台⇒車1台
空気清浄機1台⇒不要

アイテムが何が必要か?は住む場所によっても、人によっても違います。私も今は田舎に住みだして間もないで、不要な重複部分がありますが、感覚的にはアイテム数に関しては、しぼっていけば都会とほとんど変わらないまでいける。ただ大型のものがある分重量的には田舎のほうが重いものが多いかな?と感じています。

住み場所の違いと言うのは結構あって、例えば沖縄とか南国のほうに行けば、冬服もスコップもいりません。逆に北海道なら、すごい防寒着が必要でしょう。

しかしどこでも、やる気があればミニマリストでもシンプルライフも可能だと思います。

ここに上げた品目は私個人が経験したものですから、地方によっては不要だったり、住んでいる地域によっては田舎でも車が不要な所もあるかもしれません。そんな感じなのかな?程度に受け止めていただくほうが良いと思います。

田舎に住むイメージとしては「今まで誰かにしてもらっていた事を自分でする事が多くなる」という風にとらえると分かりやすいかもしれません。

ミニマリストの持ち物に関するTIPS「先輩たちは何を選び、ナゼそれを選んだのか?」

田舎で冷蔵庫なし、洗濯機なし、車なしで生活ができるか?

冷蔵庫なし:基本的に難しいですが不可能ではありません。スーパーまでの距離がある田舎の場合、どうしても買いだめする事が多くなります。例えば生野菜は自宅の畑で取る。豆などの乾物を多用する。玉子は常温で保存。などの工夫で冷蔵庫なしでの自炊も可能です。ただ肉類はあまり食べれないでしょう。

海が近いところで、毎日釣りをするのであればそれも問題ないかもしれません。またどこかで働いている場合は、基本外食メインですませると、もちろん可能です。

田舎のほうで人付き合いをマメにしておくと、野菜とかけっこうもらったりとかします。そしてもらいすぎたりすると、それを違う人に配ったりします。一時期に多量にもらうこともありますので、冷凍以外の保存技術は身につけといたほうが良いでしょう。

大概は干し野菜にするか、漬物にするといいと思います。

洗濯機なし:洗濯板で洗濯すると可能ですが、コインランドリー、クリーニング屋もそれほど数が多いわけではないので、洗濯機なしは都会よりは困難かもしれません。

車なし:住むところにもよります。私の住んでいるような地域では、いろんな部分を我慢するか?脚力が相当ないと車なしは不可能に近いです。田舎の都会の方に住めばOKだと思います。田舎の田舎のほうでは無理です。

まとめ

田舎に住んで不便じゃないとよく聞かれますが、僕の仕事はネットでできる仕事で通勤もなく、困ったときはネットで宅配もできるのでそれほど困ってはいません。以前はストレスがたまるとコンビニで買い物をしていましたが、そんな事はなくなりました。

ストレスも庭で10分もボーっとしていると解消します。以前より体の調子はどんどん良くなっています。家人には顔が若くなったと言われます。田舎はなかなかのアンチエイジングっぷりです。

私は仕事がネットで完結しているので、どこでも暮らせたはずなのに、ほんの数ヶ月前まで都会にいました。今はもっと早く来ていたらよかったな。そう感じています。

みなさんの中にも、もしネットとかで仕事が出来る人なら、田舎に住むのもいいですよ。と少しだけ勧めておきます。少なくともストレスは大幅に減ります。

ただ仕事は土木建築・介護・サービス業とかがメインで事務職とかはあんまりないっぽいです。正直あまり選べる感じではありませんね。それでも都会に疲れているのなら田舎はいいですよ。

田舎だとミニマリストになれないわけでもないし、シンプルじゃないわけでもないです。私は田舎でミニマリストな生活チャレンジしてみます。